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事業開発とキャリア開発が大好きなベンチャー起業家のブログです。

【転職エージェント裏話】内定が出やすい求人案件はブラック企業なの?

転職活動の真っ最中、企業から内定(オファー)を受けたら嬉しいはずだ。自分のスキル、職務経験、人間性を評価してもらえたこととイコールだからだ。ただし、内定が出たら一歩立ち止まり、冷静に現在の状況を判断することは、とても大事である。

中途採用の面接回数は、何回くらい?

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中途採用の面接回数は、企業によって異なるものの、一般的には2〜3回だ。特にベンチャー企業であれば2回(事業責任者+人事→社長など)が多く、大企業だと3回(人事担当者+現場担当者→事業責任者→管掌役員)もしくは4回になることが多い。

ベンチャー企業の選考回数が少ない理由の1つは、選考ステップを短くすることで早期に内定を出し、候補者をクロージングすることで、採用競合に取られないようにする、という点にある。新卒採用で、ベンチャー企業が大企業に先駆けて選考を開始する構図と似ている。

 

一方で、ベンチャーの中でも、スマートニュース社のように面接中に12人の社員に会わなければ内定が出ない、という企業もあるので、あくまでも一般論ではある。

なお、クロージングは、大企業であれば、オファー面談という形式で条件通知と候補者の疑問点を解消するための機会が設けられることが多く、ベンチャー企業は会食の形式で、ざっくばらんな話し合いの機会がつくられることが多い。ベンチャー企業では、カルチャーフィットがより重要視され、経営者を始めとして一緒に働く人の魅力が、入社のポイントになることが多いためかと思われる。

 

内定後にしつこい転職エージェントにはご用心を

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さて、最終面接を通過し、いよいよ内定(オファー)が出たら、内定通知書(外資系企業では、オファーレターと呼びます)および雇用契約書が渡される。一般的には、雇用形態、給与、採用部署(ポジション)、休日、社会保険等、その他といった項目があります。まだ小さなベンチャー企業では決まったフォーマットがない場合も多く、私が代行して作成したことも何度かある(笑)。

 

内定が出たら、嬉しさのあまり、オファー面談の場で入社意思を即答される候補者の方がしばしばいらっしゃる。もちろん、志望意欲が極めて高い企業であれば、即答することも良いだろう。また、採用企業側としては、入社意思を即答してもらえることは、とても嬉しいことである。特に、採用人数をコミットし、自身の評価にダイレクトに影響してくる人事採用担当の方々は、喜びもひとしおだ。

 

そして、自身の営業予算(と、お給料)に直結する転職エージェントもまた、候補者に入社して欲しくて仕方ない状態となっている(笑)。内定が出るや否や連絡の頻度が格段に上がり、かつ内定先の企業を必死にオススメしてくる転職エージェントもいるが、候補者の人生を真剣に考えていない可能性が高い。その担当者の話は、話半分に聞いておく必要があるだろう。

 

内定が出やすい案件の特徴とブラック企業との関係

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また、候補者のキャリアという観点から考えると、入社意思を即答することは大きなリスクがある。そもそも、内定が出やすい企業の特徴は、どのようなものだろうか?具体的には、面接1回で内定が出てしまう企業や、面接時間が15分などやたらと短いのに内定が出る企業、あるいは色々な転職サイトに情報が載っていたり、転職エージェントから次々と紹介される案件だ(笑)。

 

こういった案件は、緊急の募募であるため、採用ハードルが相対的に下がる。そして、上記のような状況では、緊急かつ大量に採用する場合が多く見受けられる。では、緊急に募集する背景は何だろうか?

 

まず、このポジションは、労働集約型の職務内容であることが予想される。人、つまり投下する労働力を増やせば増やすほど、売上が上がっているパターンだ。新規開拓や人材派遣の営業職や、受託開発会社のエンジニア職が典型例である。これらの案件は、とにかく人手不足なので、多少スキルが採用水準に達していなくても、すぐに内定を出す傾向があるのだ。

 

そして、大量採用を行い、またそれができる背景は、人材が定着しないため流動性が高く、またコモディティー化したスキルが求められる点にある。すなわち、ビジネスパーソンとしてのキャリアの将来性が見出しづらい環境だと推測することができる。また、流動性が高い環境とは、いわゆるブラック企業の特徴でもある。

すなわち、「長時間労働」「過度に肉体的・精神的ストレスのかかる環境」という特徴だ。もちろん、人生の一時期の修行として割り切るならそれも良いのだが、他に選択肢があるのであれば、じっくり比較検討した上で、意思決定するべきだと言えるだろう。

 

内定獲得後に、あたらめて冷静に案件を検討することが大事

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採用ハードルが低い案件は、採用決定しやすく、仲介Feeが獲得しやすいという点で、転職エージェントからすると「オイシイ案件」ではあり、転職エージェントと面談すれば、おそらく積極的に勧めてくる担当者もいることだろう。しかし、候補者の方はしっかり吟味して、入社企業を判断する必要がある。

 

一方で、入社の返事を長引かせすぎると、入社意欲がないのかという疑念を呼んでしまいかねない。一般的には、1〜2週間以内の回答が求められるので、その点には注意しなければいけないだろう。

 

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